人狼物語−薔薇の下国

168 グラムワーグ・サーガ


聖歌人 ローズマリー

 ヤコブ、大丈夫? 怪我は!?

[そう声を掛けても反応は薄く、うわ言のような声が聞こえて]

 ……おじ、さん?

[親父と繰り返す声に改めて襲撃者の顔を見る。
ヤコブの両親が行方知れずであることは聞き及んでいたものの、こんな場所で、しかも息子に襲い掛かるとは思えず、ローズマリーは他人の空似であると判断して]

 ヤコブ、しっかりして。
 おじさんなわけないでしょ?
 おじさんが貴方を襲うはずないわ!

[どうにかしてヤコブの意識をこちらに戻そうとする]

(370) 2014/03/28(Fri) 17:43:00

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