ヤコブ、大丈夫? 怪我は!?[そう声を掛けても反応は薄く、うわ言のような声が聞こえて] ……おじ、さん?[親父と繰り返す声に改めて襲撃者の顔を見る。ヤコブの両親が行方知れずであることは聞き及んでいたものの、こんな場所で、しかも息子に襲い掛かるとは思えず、ローズマリーは他人の空似であると判断して] ヤコブ、しっかりして。 おじさんなわけないでしょ? おじさんが貴方を襲うはずないわ![どうにかしてヤコブの意識をこちらに戻そうとする]