― 会議後・公国前進拠点、天幕 ―…ああ。[ごく短い言葉の遣り取りで、物が交わされるのは昔のままだ。ただ視線向けられるまま、それでも酒を素直に受け取る様子には、やはり同じく短い音が返った>>161酒がコップに注がれていく。それを目で追い、勝手にそこらの椅子に腰を下ろした。やがて差し出されたコップの動きが止まる>>162に、目を向ける]