中でも、第四の金山彦神が鍛冶神だな、
第十二が太陽神、第十四がそのまま金龍だ。
本殿ほどの霊気があるかは分からんが、元々眼に見えないものだ。
―――…真摯に願えば叶うだろう。
[大國社で受付、拝観料を支払い準備は万端。
礼拝用にと貰い受けるのは玉串札と呼ばれる木札が入った巾着。
カラリと軽く揺すって、十五枚の軽い音を聞き。]
のんびり回って三十分。
辿り着く先で出るのは吉か凶か。
――…拘りは捨てたが、琉璃の散髪を赦す気はない。
……洋々、呪詛を祓い、そろそろ返してもらうかな。
[妹の赤い髪すら己のものと唱える言外の声。
手水所に寄り、指口を清めてから、ぐるり巡って満願を目指す。*]