人狼物語−薔薇の下国

238 奪還試験


闇の精霊 ルートヴィヒ

[幾重に重なる衣は彼女の白皙を隠し、
歩を進めるたびに揺れて、ひらりひらりと舞い遊ぶ。

彼女の杞憂を感じつつも、
大人しく腕の中に納まる彼女へ、笑気一つ。>>368]

 “なんだって”…それは、それは。
 ―――…私の妻は献身的で、実に助かります。

 ああ、貴女の力を浪費する気はありません。
 唯少し、―――目印に使うだけですよ。

[鸚鵡返しに彼女の承諾を繰り返し、告げる礼は朗らか。
言葉の意味を教えるのは、最初の曲がり角に辿り着いた後。

二手に別れる行き先は、どちらも先が見えない。
僅かに冷えた空気は流路も知れず、逡巡刹那。
徐に彼女に視線を寄越すと、緩やかに手を差し伸べた。]

(369) 2014/08/24(Sun) 16:03:23

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