[炎に焼かれ、崩れたつ軍勢。雪崩れを打って逃げ出す魔物の中央に、竜の背より飛び降りる一つの影。それ自体が光を宿しているように見えた金の髪。手に持つ刃の、眩いほどのきらめき。] 貴様は───[自らも、炎噴き出す剣を手に駆ける。生涯の宿敵と、今度こそ雌雄を決せんがために。───記憶は、いつもそこで途切れる]*