――深夜――迷惑ではないですが、他にいない、と?[村人である彼女が、そう言う>>359だろうか。 やはり不思議にも思ったが、しばしの間のあとに続いた言葉は大きかった。]――なるほど。突然俺が現れて、それで人死にまで起きたのに。俺を信用しようと、言ってくれるんですね。[自分を信用したいという言葉は、想像以上に心に安寧をもたらすものだった。 判断力を、随分と鈍らせるくらいには。]