ーちょっと前の話>>367ー
おや言ってなかったのかそれはすまんすまん。
まだおというのはまるでだめなおやじという意味でな、
うちの息子がよくさげすんだ目で俺の事を……。
[問いかけるような視線に説明した後、ぶるるっと体を大袈裟に震わせる。
素直な青年は自分の言葉にひとまず納得した様子であったが、
どうにも素直というキーワードには否定的な様子>>367
絶対に違う、という言葉は先程聞いた強いものより少し弱弱しくも聞こえ。]
絶対ってもんは世の中ねぇよ?
俺に取っちゃお前さんは素直で真面目な赤猫だ。
[そう告げればぽんぽん、と再度頭をなでるのだった]