確認、か……。そう、ですね。
少なくとも、現状を知る為には――…
この目で見ておく必要がある、とは、思ってました。
[シロウの言葉>>363に、重々しく頷く。
自分の中にいまだ甘い考えが残っていることは、自分が一番わかっていた。
戦いにおいては、それが命取りと成り得ることも。]
……頭が堅いのは、わかってます。
えぇ、作り直しますとも。
この場所は、俺にとってはかけがえのない場所だから――……。
[そう。この地で得た平穏を求めるが故に、両国の統一を考えるのだ。
ただ、それが帝国主導によるのは、帝国の名門貴族に生まれた立場によるエゴとも言える。
また、己が立場から見れば、それが一番の近道とも考えていた。]