[まったく、このざまだ。トールといい彼女といい、こうも信じられたら>>331、他に言いようがないではないか]シュヴァルベに…、いや。二つの国に。平和を取り戻してやらねえとな。その時は戻れ戻れ。どんどん普通に戻っちまえ。俺もそのまんまに戻りたい。ただの女と、ただの俺とで……暮らそうぜ。[許しを請うような響き>>331に気づきながらも気づかぬ風で、瞳を細めて笑み返す。故郷の話に漸く明るい笑顔を見せた彼女に、やわらかな視線を注いで、]