[少年が満面の笑み>>335を浮かべると、ふわっと春の日差しが差し込んできたような心地がした。] (なんてあったかいんだろう…)[主君の御子息――失礼なことがあっちゃいけないと緊張しながら、身を屈めて高さを低くしてから、おずおずと握手に応じる。すべやかでぬくもりのある手のひらは、彼の笑顔と同じように柔らかだった。]