[一歩一歩踏みしめるよう堅実にあがる運気に、いっそ、凶辺りでも構わないのに。と、自身のツキに酔わぬ楽天家は悠々と御籤を妹の前で閃かせ。] ―――…さて、琉璃。引換券は整ったぞ。[揶揄めかすように、昨日のやり取り引っ張り出して、軽い挑発を投げかけた。]