兄ちゃん、止めろよ……![ディーターへ、横薙ぎの一撃をもって反撃するヨアヒムへ>>362、悲鳴の様に制止の声を上げた。彼が何を想い、こんな凶行に及んだのか。それに考え至る間すらない。ただ、この先に起きるであろう悲劇への不吉の予感に胸を締め付けられ、身体を強ばらせた]