ねぇ、何があったのかな?
[誰にともなく口から出た言葉。この部屋には誰もいないのに、まるで近くに誰かいるように口を開く]
……そうだ。
そう言えば、父さんの友人の子供もこの船にいるんだっけ。
探しに行ってみようかな?
[少し首を傾げたけれど、気にせずに部屋を出ようとして、違和感に気付く]
……ん、なんだろ。
ちょっと見え辛い。
[視界がぼやけているというか、見え辛くなっているというか、言うなれば視力が悪くなったような]
……本、読みすぎたかな?
[目をこすりながら、私も眼鏡デビューかぁだなんて呑気な事を考えながら部屋を出る]*