人狼物語−薔薇の下国

312 ルー・ガルー戦記 7 〜攘夷/開国篇


山岳の民 ヴェルザンディ

― 太古の森へ ―

 『……なー、ホントに、大丈夫かぁ?』

 やってみなきゃ、わかんないでしょ。

 『いや、そりゃそーだけど。
  同胞って言っても、千年前からずっと関わりなかった連中なんだぜ?』

 だから、そんな事言ってたら、始まんないでしょ!
 源流辿れば、同じ血脈、気合で押し切れば、きっとなんとかなる!

 『…………跳ねっ返りの無茶しい』

 なんか言った!?

[そんな、賑やかと言えば賑やかなやり取りをしつつ、北へ向けて馬を走らせる。
特異な装いに肩の白猿、髪をまとめる濃紅の結い紐。
従う青年の肩には、鋭い爪と嘴を備えた猛禽が一羽。
これで目を引かなかったらどうか、という組み合わせが北の森へと向かう様子は、見るものに何を思わせるか。*]

(366) 2015/03/15(Sun) 19:08:33

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