―虚無の深淵―[>>353羽毛によってゾフィヤの身体が保護されているようであれば、一先ずの安心。ソルベの様子を見るに、治癒の術が必要な大事ではなさそうで。花竜はソルベの上昇を助けるよう、尾を回して上空へと飛んだ。そうしてある程度の高度を確保した後は、尾を話して横につける。>>350鋼竜の雄叫びが聞こえてくる。裂帛の気合を込めた一撃が虚無の核めがけて叩き込まれていくのを見守っていた。]