人狼物語−薔薇の下国

282 ルー・ガルー OROCHI 2 〜グラサガ合流編〜 


提督 ゲルト

― 薔薇園 ―

[石橋のたもとから移動したのは、
少し前までいた薔薇の間だった。

蕾が少し綻んだ形の良い薔薇を選んで、
ぱちり、ぱちりとハサミで摘んでいく。
暫くそれを続ければ、手には色とりどりの薔薇を集めた大きな花束が出来上がっていた。]


 たたかう、という意思が「神」に植え付けられたものなら、

[花束の形を整えながら、呟く。]


 ───そんなものに踊らされているなんて、
 許せないな。


[リボンまで掛けた花束を手に、ひとり唇を噛んだ。]**

(365) 2014/12/07(Sun) 02:19:07

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