[不安げな眼差しへはもう一度、静かに頷き。「理解しがたい面」とやらには「そうだな」と端的な一言を残す。先程、クロステッドとの会話での仄かな感情は気の所為だ、そう、思うことにしておいた。何やら怒気荒げる様子に気づくも、表情を変える事無く小さく吸い付いた指を解放し――彼の変化に目を瞠る] ……凄いな、本当に血がスイッチ、なのか。[しかも、如何やら飛べるようだ。刹那、口角が醜く歪むものの]