[やがて少し感情が落ち着いてくれば、少女はレオを真っ直ぐに見つめる。囮役を務めている間の彼女の様子は知らない故に。]――レオ、先程は少し辛そうでしたけど…お怪我があるのなら私の魔法で癒させて下さいな。[そう言って、治療の申し出をした。]