[そして去り際。一瞬だけ、そこに確かに現れた、「懐かしい」という言葉一つでは足りない、かつての仲間の面影>>320に。]……もちろんだ、『イーシュト』。数千年の雌伏の重さ、連中に思い知らさねばな。[怨念や憎悪に近い何か、底知れぬ感情を込めた声で返す。果たしてそれをヴェルザンディが聞くことは叶ったのか。少なくとも『イーシュト』には聞こえたのだろうと推測し。]