― 3人で囲んだ食卓のこと ―
[修道女と負傷兵の甘酸っぱい思い出には
神父は関わる事はなかったが>>314
昔から慣れた様子で彼女は料理を作る
同じ年の彼女の兄とやらは
我儘を親に言っていた、というのに
――この違いは何だろう、と
年を経るごとに思うことが増える
それは兎も角である。結婚話に関しては
どすん、と音がする包丁の音から
ほっほー、シモンのことを気にかけとるんだな?と
お見合いババァの如くに
何処か満足そうな神父がいたのだとか
……ただし、目が据わっていたなら
それを指摘しない位には、神父空気は読めたよ?*]