[それから黒馬にちらりと視線を流して] この子……ラクシュも、副官の方とお話して俺に譲っていただきました。 ひとまず、魔王との戦いは終わったので本来ならお返ししなければいけないのかもしれません。 ですが、まだまだ……。 俺たちが築く未来はこれから始まるのですから。 ずっとラクシュに……側にいて見守っていてもらいたいんです。 お許しいただけるでしょうか。