[風纏い、舞う姿。炎に縛された槍へ向け、水の剣が振るわれる。二つの力のぶつかり合いは、秩序の破光すら飲み込んで、爆発を引き起こし──訪れるのは、刹那の静寂]「…………」[静寂を破ったのは、向けられた問い。>>361形こそ保てど、その力の大半を失った『始原の秩序』は、ゆるり、とそちらに視線を向けて]「…………つよき」「………………こら」「……………………だな」[ぽつ、ぽつ、ぽつ、と短い言葉を落とした後。その身の全てを黄金の羽と転じて──蒼穹高くへと、舞い散った]