[シンと静寂を備える迷宮には、お互い以外の気配を感じない。
されど、微かに力の流れを覚えることが出来た。]
漠然とですが、あちらから力を感じます。
恐らく、この迷宮は王城の中心地まで続いているのでしょう。
折角なので、扉も其方で開かせて貰うとしましょうか。
[元より闇精は絶望と程遠い本分。>>358
易い調子で彼女に説明施しつつも、
この迷宮を突破せねばならぬと言う苦難は度外視。]
無論、歩き難ければ運びますよ。
―――…大分、裾が長いですから。
[魔界に伴侶攫われる心当たりは一つ、二つ在るが、
今は彼女の裳裾が興味の対象。気遣うように語り掛けつつ、
男の笑顔の裏には、常通り、何か企む妖悦が隠れていた。*]