[ その後、少年に
ゲオルグとの、おやつ攻防戦を聴けたなら。
その頃は滅多に笑わない…というより、
自然な笑い方が、よく分からなかった少女も。
海賊船に来て初めて、
少しだけ、微笑に近いような表情を浮かべて。]
『 あなたは、殺されかけなくて、良かった…。
私たち、これから海賊になるなら、
このイチゴは、戦利品ね。
わたしだけが貰うのは、わるいわ。
共同作戦の成功を祝って、山分けにしましょう? 』
[ 隠れる寸前に受け取っていた、
フォークつきのイチゴ>>202を、差し出し返し。
半分こ?と首を傾げ、ささやかな戦利品祝いを提案すると
もう一度だけ、微笑んでみようとして。]