[遠い空へ向いた視線が、険を含む。これだけ距離を置いていても分かる重圧。太古よりたゆまず時を重ねてきた神獣の、恐るべき存在感が、魔王をも振り向かせる。] 竜までしゃしゃり出てきたか。 ……… 厄介だな。[かつて自分とあいまみえた竜だとまでは気づかず、ただかの神獣の力を憂う。]