― 士官学校跡地 ―
ここまで、見事に破壊しつくされてると。
ラヴィの子供たちも、全滅しちまったんだろうな。
[見る影も無い、というリエヴル>>331に頷き、肩を竦める。
もふもふたちを愛で、教え子たちを見守ったあの場所が喪われる事はわかりきっていたから、リエヴルほど落ち込む事はない]
………見たくなかったんなら、ここに来ようとしねぇだろ。
むしろ、確認したかったんじゃないか? ……もうあの頃には帰れない、って。
[これが現実だというのに、と。表情を翳らせる>>332を見て。クッ、と笑みを浮かべた。
昔、教え子たちに向けていたのとは別種の笑み]
お前も、大概頭堅いよなぁ。
壊れたもんは、作り直せば良いんじゃねぇか。いくら時間が掛かってもな。
[リエヴルが公国をどうするつもりなのか、わかっているが。
それでも。もしリエヴルが、公国のクレメンス侯爵と同じ考えを持つに到る事ができるなら、と思っている。
……今の思想のままならば、いつかリエヴルを殺す事も厭わないが]