人狼物語−薔薇の下国

168 グラムワーグ・サーガ


死霊魔導士 ベリアン

[その日、ベリアンは草庵を離れて、モーリスへと向かった。
テオドールに”霊薬”を届けるべく。

浮き島と魔王城とにテレポーターがあれば、二者間の移動が手っ取り早いことは理解している。
だが、あれは実に精密な構築を必要とする論理魔法だ。
少しでも挿入要因が狂えば、うっかり壁の中なんて悲惨な事態にも起こりかねない。
あれを扱えるのは──

ともあれ、風で移動してしまう浮き島に設置するのはまず無理であった。]

(362) 2014/04/06(Sun) 00:25:07

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