― 虚無の深淵 ―
[声>>356が届いている。
後ろを振り返る余裕はないけれど、竜に全てを委ねるほどの力>>353が、道を維持してくれたことは理解していて。
そうして全力をぶつけた先、漆黒がぐずりと崩れ始める>>357]
[急激な降下と共に全てを振り絞った直後で、正直虚脱してしまいそうなほどだ。
しかし、ここまできて最後の仕上げを仕損じさせてはならない]
リュスト、すまねぇ。
もう少しだけ頑張ってくれ……!
[自身はほとんど背にしがみつくような状態で。
リュストに懸命に羽搏かせ、その場を離脱する]