[抗うものたちの声、そして、振るわれる力。そこに宿るものは、『始原の混沌』の存在を揺るがすもの。故に、高まるのは、滅しなくては──という意識、ただそれのみ。それは黄金の槍に宿る輝きと、阻まんとする戦乙女の攻勢が端的に物語る、が]「………………」[幾重もの防壁に阻まれ、強大な力に晒されてなお、やって来た者たちは抗い続ける。戦乙女の翼を奪う圧、槍を振るうを妨げる炎、色とりどりに煌めく光、根を伸ばす大樹。そして、銀の煌きが拓いた道を、疾駆する漆黒と──]