人狼物語−薔薇の下国

68 Es2nd― 緋の世界に滲む月 ―


新入り ディーク

―廊下→中庭―

["厨房"と書かれた扉の前に立ち、ごくりと唾を飲み込む。
果たして本当に兄なのか、もしそうじゃなかければ幸いだが、さて何て言い訳をしようか?
などと思いながらも、そっと厨房の扉を開けて中を覗く。

中には――ひょっとしたらドールくらいはいたかも知れないが、調理人らしき人影はなく。
きちんと手入れのされた調理器具や、高価そうな食器やらが整えられていた。]

――?

[中庭の方から話し声が聞こえて来て、窓からそちらの様子を見れば――。]


あああああああああああああっ!!!

["いた" "いてしまった"
ここでは絶対に会いたくなかった。大事な兄の姿が――。]

(362) 2013/09/30(Mon) 02:10:34

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