人狼物語−薔薇の下国

312 ルー・ガルー戦記 7 〜攘夷/開国篇


巫女姫 シルキー

― シュビト郊外・天幕 ―

―――…、

[小箱の蓋を閉じれば、柔らかな音色もぱたり。止まった。
後に残るのは、ためらいがちな沈黙と]



…。貴方が、此処に残ると伺いました。
国を護る為、此の地で尽力してくださるのだと。

[そっと、フィオンの手を取る。
女性なのに剣を握るその掌は、皮が硬く逞しいもの。
誰かを護る人の手だ。

巫女姫は落雁の入った包みを、餞別代わりにと
彼女の手のひらに置いて――

自らの両手で外から重ねるように包み込んだ]

(361) 2015/03/13(Fri) 23:13:28

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