[互いの指に指輪をはめる二人を見ていたアクセサリー屋は、煙草をのみながら、「おまえさんたち、あそこの角の店に行ってみな。いいモノが手に入ること請け合いだ」と紹介してくれた。礼を言えば、「なぁに、ご祝儀代わりさ」と屈託なく笑う。数分後、蛍光色の”玩具”を前にしたタイガは、この世界の住人の親切さ加減に目眩を覚えるのであった。]