「「第一射、射て!」」 [左翼と右翼に配備された弓兵が、突出しはじめた部隊を狙って矢を浴びせ]「「投石器、発射!」」[まだ弓の射程にすら入っていない陣のへと、よく肥え、そして残酷にもめった刺しにされた血の香る豚の死体を投げ込んでゆく。 欲と争いの種はそのまま軍の統制を乱す。 最初は頭がそれなりに押さえつけるだろうが、さまざまな要因を重ねてゆけば―― 星に、手を伸ばす]