― 神域への門 ―大人しくなってもらってもよかったんですけどねぇ。[右手に絡みつく水の鎖は一見頼りなく揺れている。相手がその気になれば容易に断ち切られてしまうだろう]まだまだ足りない、ということでしたら。Weiße Seele, bleib in meiner Zurückhaltung.[左の手で鎖の先を握り締めたまま紡ぐ。ふわりと白い空気が鎖の周囲を取り巻き。こちら側からあちら側へ向かって、ぱきぱきと音を立てて凍り始めた*]