「……クレス!」[牽制の後、中央の援護に戻って来た騎兵の一騎が、近づいてきて名を呼んだ。自然、動きが止まる] どした! 「敵さん本陣、こっち突っ込んでくる!」 ……はあっ!?[つい、裏返った声が出たのは赦されろ] ……いや、らしいっちゃ、らしいけどよ![そんな悪態をつきながら、振り返った先。見えたのは、こちらに向かう重歩兵隊>>348の姿]