――うん?[武器を持たないのか――と、問う声(>>358)に、振り返れば]逆に訊ねるが――きみには、いま、私が武器を持っていないように見えるのかな?[そう訊ねる口許は、小さく笑んでさえいただろう]まあ、見えないだろう。実際、いったん部屋に戻らないことには、丸腰だ。しかしね、私の本当の武器は、ここにある――そう、ここにね。[とん、とん――と。自分の頭を、人差し指で突いてみせた]