人狼物語−薔薇の下国

68 Es2nd― 緋の世界に滲む月 ―


狩猟師 ギィ

[強い、と。そう告げられて困惑するよう眉根を下げた。
ついうっかり、碌に先を考えず起こした行動を褒められてしまい、
どうにも居心地が悪く。
けれど、ジェフロイの決意を耳にすれば、穏やかに微笑んだ。]

 人と吸血種の共存、か……

 そうだな。我々は何時、孤独に胸を焦がし
 ――暴走してしまうかわからない。
 君ならば、きっと…人と共に吸血種が生きる、
 その方法を、見つけ出せる気がするよ。

 何か起きた場合は、必ずや力になろう。
 ――管理小屋、…造りたかったな。

[冗句めいた響きで、笑った。
あの嵐の日がとても遠く感じるけれど、今はあの時と同じ
穏やかな気持ちを取り戻せていた。]

(358) 2013/10/13(Sun) 01:00:29 (presage)

SWBBS V2.00 Beta 8++ あず/asbntby