なんだかさっぱりしている所だね。この静けさ、嫌いじゃないけど。
[>>294亜梨沙に倣って拝観料を払い、石畳を歩きながら周囲を見回す。萩の寺と呼ばれていた姿よりは淋しくなりながらも、どこか静かな空気が流れ、ゆったりとした時間に思える雰囲気は好ましい。
南門をくぐる際に出迎えてくれたバサラ様の立て看板には、少しだけ圧倒されたりもしたのだが]
うん、撮る。
[本道を背にする形での記念撮影の提案にはすぐに頷く。
亜梨沙が通りがかった人にお願いしてくれたから、二人で一緒という予期せぬ記念の一枚が撮れた。
預けたスマホを返してもらい、画像を確認すれば、何も言わずとも喜びが滲む笑みが口許に浮かぶ]