[第一エリアでのそのやり取りは、声を潜めることなく行っていて、
もしかしたら、そばを通る者があるならば、聞こえることもあるかもしれない。>>349
そして、もし“何か”が起こったとするならば――…
今の状態でも、“乗客”を庇って逃がすくらいは、きっと出来る。してみせる。
『エインヘリャル』――…>>0:339>>0:340
ある意味において、嘗て『フェンリル』の残した
仇花の一つともいえるその計画は、>>11>>12
ガルー研究に端を発しながらも、直接利用によるものではなく、
危険性は“ない”。
しかし、もし体の方が万全であったとしても、
所詮はいくらか常人の域を超えるだけに過ぎないものだから、
その“何か”の種類によっては、どこまで抵抗できるかは未知数だ。]