人狼物語−薔薇の下国

144 クルースニク、襲来!


変わり者 アレクシス

[それからは話を聞くに徹するつもりのところに、野茨公>>334の声が届く。
視線だけを彼に贈り、皮肉の滲んだ瞳を細めた。]

 灯火も、数が増えれば炎になります。
 あまり多くの花に気を遣る蝶ならば、いつか翅が焼け落ちてしまうやもしれませんねぇ。

[男は滅びを夢想しない。
なぜならば、滅びとは生まれた時から傍にあったものだからだ。
燃え盛る城の下、残ったものは、憎悪の灰だけだった。
故に、どこか陶酔したような彼>>337を見つめる瞳は氷のように冷たく、彼が現実へ戻る前に逸らされる。]

 同じ炎なら、私は暖炉の篝火がいいです。

[指先に温もりを与えてくれるようなものだけで構わないと、赤い薔薇を見つめ、静かに呟いた。
死するまでの過程でしかない生に、意味など求めない。
だからぬるま湯に浸ったまま、静かに過ぎ行く時を瞳に映すのだ。]

(358) 2014/02/18(Tue) 16:39:52

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