――…私の手には余るわ、ルート。[手を携えようとも、御し難いことに変わりはない。ならば、自分が彼の掌中に囚われるのが必定の摂理だろうと、か細く吐息を溢す。暫し視線を彷徨わせたのは、人目よりも自身の羞恥心に憚って。周囲を見渡す夫の横顔、つと伸び上がって頬に唇で触れ>>337] ……、……[何とはなしに顔を逸らせば、不穏な魔力の流れを感じ取る>>338**]