― 朝・騎士団野営地 ―
[リエヴルとの"問答"を終えたあと。
ヤコブは目を回して倒れてしまい、救護班に運ばれる羽目となった。
再開された会議で、ヤコブ・バルドを鍵の所有者として盟主に戴くことが決定される。
「瞬槍」リエヴル・リンドブルムの宣は、騎士たちの心情を大きく動かしていた。
会議はさらに続き、当面の方針と部隊配置が決定される。
目標はテオドール・グラムワーグを名乗るものを討ち果たすことで一致したが、部隊配置についてはいくらか揉めた。
結局、もっともオーソドックスな戦法がとられることとなった。]