[ガシャァァン、と、ガラスの砕けるような音が響く。 暴れる尾が勢いで結界から飛び出すが、それは空中で力をなくし、枝の上にのたりと落ちた][勢いで宙に両足浮かせた男。 身体強化を受けつつ振り下ろした鎚の下、大蛇は脳天に大穴を穿たれ動かなくなっていた。 間も無く『ねむらせるもの』の名を持つ蛇もまた、土に還ることだろう*]