[倒されて行く黒の騎士たちの様子を、闇の魔神は静かに眺めていた]「……ほう。 口だけではない、という事か」[低く呟いた後、闇の魔神は大きく四翼を大きく羽ばたかせる。大気打つ音が響き渡り、それを合図とするように、騎士たちの動きが止まった]「……なれば、我が手によって薙ぎ払うのみ。 御主が御業を正しく行うために。 ……貴様らを、排する」[宣言の後、闇の魔神はゆっくりと階段を降り、ホールへと立つ。それと同時に、騎士たちが一斉にその場から退いた。*]