― とある日 ―[小さな声でも彼にはきちんと届いたようで。笑みと共に柔らかい声>>345が私へと届いた。次いで呼ばれる、普段はあまり口にされない私の名前。その声と頬に触れる指先に、鼓動が一つ、高く、鳴った] ジーク ───……