え……?[生き物の様に加速する光の軌跡を、逆さに辿るように視線を遠ざける。 見えたのは、石を積み上げた門。 遺跡の入り口のようなそこに見えたのは、 玉座に座るよう石に座るセルウィンと、 傍らに立つバルタザール、 それからタチアナの、姿] ……セルウィン、さん?[呆けた顔そのままの声音で、名を*呼んだ*]