[梟の歌が寄りそう。
昼の鳥と夜の鳥。正しい世界ならば交わらぬはずの二羽の重奏]
……あの方らしい題名ですね。
ありがとうございます、候。
それが分かれば、資料から作者や年代も調べる事が出来るでしょう。
[素直に受け入れて、その名前を覚える。
もう少し早く分かっていれば、あるいはあの方の考えを知ることが出来たろうかとも思うが、済んだ事は仕方がない]
[撫でられる手に、頭を擦り寄せる。
無礼にならない程の親愛を示してから、一歩を下がる]
お時間と、過分な餞別を頂きましたことに感謝申し上げます。
それでは俺はそろそろ大公の元に戻らねばなりません。
[退出の許可を求めた]