― 渓谷の隘路/木造高架橋 ― っと、ここか。 知ってるような場所のくせに、知ってる場所じゃないってのは妙な気分だ。[ふと、異様な気配に振り向けば、そこには鉱石でできたゴーレム(緑のしもべ・肆)が立っていた。] …鉱山にもこんなのいるって聞いたことないけどなぁ。[少し首を傾げて、ぶしつけに相手を眺めまわした。]