人狼物語−薔薇の下国

389 ルー・ガルー戦記 8 〜海峡攻防戦〜


帝国扶翼官 ルートヴィヒ

― "前庭"海域 ―

[全艦抜錨の号令の後、第二艦隊は本隊よりやや進路を変えて南寄りに進む。
総旗艦シュヴァルツアインのマストの先だけが見えるほどの距離を開けて、並走した。
本隊は横陣を基本とする隊列を組んでいるが、こちらは戦術書に忠実な単縦陣だ。
速力、火力、そして指揮するのにも優れた陣形。

先頭を走るザイヴァルの艦橋にあって、様々な情報を集約させながら会敵の時を計る。本隊との連絡に不安は無い。
以前、皇帝に示したウルケルが取る可能性のある策>>1:584 のひとつを、こちらでもやってしまおうという態勢だ。

最後尾に付き従う水上機母艦からはしきりに偵察の水上機が飛び立っては戻ってきている。
本格的な戦闘ともなれば砲戦に巻き込まれる位置で待機することになるだろう。]

(354) 2015/11/07(Sat) 20:19:34

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