― 会見の日 ―[巫女姫の反応は十分に予期されたものであり、互いの立場を改めて明確にしたに過ぎない。この場では、どちらにとっても公的な立場が付いて回る。あるいは、かつてのように───あの時よりもなお心を剥き出しにして議論すればなにがしかの結論を見出せるのかもしれないが] 俺がこうしているのは、 ただシュビトの代弁者というだけではありません。 南島に暮らす多くの者の意思と思っていただきたい。[今は自分まで、こんな皮を被っている。]